2022.11.05
本日は先週に引き続き、京都橘高等学校に行ってきました!
4月から始まった京都橘高校での化学実験講座(全18回)も本日で第15回目を迎えました。
過去の講座の模様はコチラ↓↓↓からご覧ください!
▼京都橘高等学校~化学実験講座第1回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第2回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第8回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第9回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第10回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第11回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第12回目~
▼京都橘高等学校~化学実験講座第14回目~
私たちの生活の中には花の香り、甘く美味しそうなケーキの匂いなど心地良い匂いもあれば、汗をかいたクラブ活動終わりの服や靴下のにおいなど眉をひそめる匂いなど、様々な匂いであふれています。
そこで、本日の実験は「におい・かおり」に関する実験を行いました。
さて、この匂いは何でしょう?
3種類の精油をそれぞれしみ込ませた紙を用意し、何の匂いであるのかを当ててもらいました。
「甘い香りだ!」「あれ?!嗅いだことがない!」「ハッカ?レモン??」など、様々な答えが飛び交いました。答えはバニラ、ライム、シナモンでした。
この3種類の匂いを混ぜ合わせるとある匂いになりました。さて、何でしょう?
「コーラだ!」そうです、みんなさん食べたことがあると思いますが、コーラ味のガムやキャンディのあの匂いが再現できました。
それぞれ全く異なるにおいを混ぜ合わせることで一種類の匂いがつくられることを学びました。
次に、におい・かおりを化学的に検証する実験を行いました。
パンが焼ける匂いやお肉が焼ける匂いや色にはある化学的な反応が起こります。
食品中の還元糖とよばれるものとタンパク質のもととなるアミノ酸が反応することです。
例えば、砂糖にプロリンというアミノ酸を加えて熱するととうもろこしの匂いがします。
還元糖とアミノ酸の種類を変えて合わせることにより、さまざまな匂いを作ることができます。
そこで、まずはみなさんには砂糖にしょう油やみそなどの調味料を加えて熱するとどんな匂いがするのか試してもらい、次にアミノ酸を加えて実験をしました。
今日の実験室は甘い香りやお餅が焼けたような香ばしいにおいが漂い、焼きたての食べ物を連想させるような実験でした。
満開の桜が咲いていた季節から始まった化学実験講座も、気がつけば学校の周辺には美しい木々の葉が色づき始めた季節を迎え、この講座も残すところあと3回となりました。
京都橘高等学校のみなさん、残りわずかとなりましたが次回の実験も楽しみにしてくださいね!
by あららん