2022.11.10
今年度3回目の企業との連携授業の1つである「化学実務駅伝」を実施しました!
この授業は、リレー形式で毎回1社様に講演をいただいているため、本校では「化学実務駅伝」と呼んでおり、学生たちが本校で毎日学んでいる化学や分析技術が社会や企業でどのように役立っているかを実感し、分析化学を仕事にすることを具体的にイメージできるようになることが目的です。
実際に化学の現場で日々仕事をされている卒業生にお話しをいただくことも多く、学生にとっては貴重な時間となっています。
新型コロナウイルス感染症対策ということで、約半数の学生は教室を分散してリモートで視聴しました。
今回、講演いただいた企業は、「シオノギファーマ株式会社」様です。
塩野義製薬株式会社のグループ企業で、医療用医薬品の製造や製造受託、治験薬・分析試験・医薬エンジニアリング等の受託を行っておられます。本校卒業生も品質管理職などで多く活躍している企業です。
下の写真は、講演後にぽてと先生と一緒に撮影させていただいた1枚です。
来校いただいたのは3名で、シオノギファーマ株式会社、副社長席 N様(右端)と、品質管理部で活躍されている本校を約20年前に卒業された18期生のT様(右から2番目)です。
そして、塩野義製薬株式会社からも人事をご担当されている人的資本戦略室 専任課長のI 様(左端)も来校いただきました。
T様は、現校長が担任をしていた時の学年だったので、校長は出張で会えなかったことをとても残念がっていました。
講演では初めに副社長席のN様より、医薬品の品質について用語解説から詳しくご講演いただききました。
中でも、「企業と学校で実施する分析の違いとは?」は、学校との違いがしっかり理解できた様子です。
バリデーションやデータインテグリティなど今まで聞いたことも無かったような言葉についても、分かりやすく解説していただきました。
そのあと、卒業生のT様より、実際に行っている業務について1日の流れなども合わせて教えていただきました。
受講後の質疑応答では、会場にいた1年生から沢山手が上がり、リモート教室の質問を受けられませんでした。
「今学んでいる、機器のHPLCやGCの知識はどのように活かされますか?」
「T様は学校時代どのように過ごされましたか?例えば資格など?」
「どのようなお薬を今開発されていますか?」
「動画であった『アイスフォグ』とはどの様なものですか?」
学生たちは、今日の話を聞き授業で学んでいる化学の知識や実験、分析の機器がどう活かされているのか、イメージが深まったと思います。
講演後は、今日の講演を振り返って小グループに分かれてテーマにディスカッションを行いました。
↑2年生
↓1年生
ディスカッションは話し合った内容をグループ毎で記録し提出して終了です。
ディスカッションの様子は動画でもどうぞ!
このような、実際に働いている先輩の生の声は学生の心に響きます。
これからも沢山の企業を知り・仕事を知り、自分の目標や夢に向かいしっかり歩んで下さい!
最後になりましたが、本日貴重なお時間使って講演いただいた、シオノギファーマ株式会社様、副社長席のN様と、本校卒業生のT様、塩野義製薬株式会社様、人的資本戦略室 専任課長I様、本当にありがとうございました。
byシュリンプ