2022.11.19
今日も校舎1階の教務室前には、授業の質問に来る学生や就職活動の相談に来る学生で活気づいていました。
そのような中、2年生たちが真剣な様子で先生を囲んで集まっていました。
何をしているのかというと、「卒業研究」と関係します。
2年生は、9月からグループで卒業研究に取り組んでいます
少しずつ結果も出始めたため、研究の現状や今後の方向性を確認するため、11月から卒業研究の中間発表を行っています。
今日集まっていた2年生は、卒業研究の中間発表を来週に控え、発表と合わせて提出しなければいけない「要旨」を担当の先生に相談にきていたのです。
「要旨」には、その研究の目的や背景、実験方法や結果、考察と研究全体の内容をまとめて書かれています。
自分たちの研究を用紙1枚にまとめ、見る人に正確に伝えなければいけないので、どこまでの結果を記載するのか、どのグラフを、どのように載せるのか、書き方や表現は適切かなど、いろいろな点を考えながら、先生とも相談して作成していきます。
そして、要旨ができても、もう一つクリアしなければいけないことがあります。
それは、決められたフォーマットで作成されているかということです。
当然、作成を始める際には段階で文字数や余白などを意識していますが、完成した要旨を確認すると少しズレている場合があります。これらを、最終提出先の事務室で細かくチェックされます。
そのチェックが通らなければ、受け付けてもらえないので、提出期限の迫る中、学生たちはドキドキしながら毎回提出をしています。
下の写真は、全員で要旨を提出している様子を事務室側から撮った写真です。
今日、提出していた班は、「お出汁」を実験材料としています。
お出汁が単なるうま味成分としての役割だけでなく、日持ちさせる効果もあることから、そこに隠された成分や仕組みを化学的に解明しようとする研究です。
要旨を提出するときは、ドキドキします。その緊迫の40秒を動画で撮っていますので、ご覧ください。
中間発表を行うことで、新たに自分たちの研究の強みや弱み、これからの限られた時間の中でどこに焦点を当てればよいのかをはっきりとさせることができます。
来年2月に控えた本番の卒業研究発表会に向けて一歩ずつ進めていきましょう!
By ぽてと