2022.12.20
本校では昨年度から文部科学省から委託を受けた事業である「専修学校における先端技術利活用実証研究」(専修学校遠隔教育導入モデル構築プロジェクト)の1つ、「化学分野等における先端技術を活用した実習科目の遠隔教育モデル構築事業」に取り組んでいます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で ニーズが高まった遠隔授業において、遠隔で授業はできても実験実習は十分な教育効果を上げることが難しく、それぞれ苦慮されていることが見えてきました。
そこで本事業では、遠隔での実験実習実施のため「化学実験をVRでできるようにしよう!」ということを目的としています。
今年度すでに2回の実施委員会を実施し、これらを経て本日より2日間をかけて、本校の学生やご協力いただいた大阪高校の生徒さんを対象に実証講座を開始しました!!
今年度の2回の実施委員会の模様はこちらです。
▼文部科学省委託事業 ~実験VR化へ2年目の挑戦~
▼文部科学省委託事業 ~実験VR実現化に向けて~
実証講座は、対象の学生や生徒さんを
①eラーニング教材とVRを用いて事前に手順を学習をして実験をするグループ
②テキストで事前に手順を学習をして実験をするグループ
との2つのグループに分けます。
これらのグループで、どの程度差が生じるのか、つまりeラーニングやVRがどのくらい教育効果があるのかを判定することが目的です。
本日は、①のグループに対して事前学習を行いました。
まずはeラーニングの動画を見ながら基本的な実験のルールや手順を学びます。
本当は各自自宅でやってもらいたいところですが、今回は外部の高校生も参加されるので一堂に会して視聴することにしました。
参加者はノートにメモをとるなど、とても熱心に聞いていました。
その後、別の教室に移動して、いよいよVRを体験します。
まずは操作方法や注意事項の説明を受けます。
ゴーグルをしていざスタート!
映像の見えていない我々には、奇妙な動きに見えますね。
初のVRに臨んでいる学生たちの様子です。
体験後は事前学習の自己評価やVRの感想などをアンケートに記入します。
最後に事前学習の感想を大阪高校の生徒さんと本校の学生から聞いています。
大阪高校の生徒さん
本校の学生
明日はこの事前学習したグループ①と、テキストで事前学習したグループ②の全員で、実験室で実験を行います。
どんな検証結果が出てくるのかとても楽しみです。
By ましおか