2023.02.02
本日は、大阪市立茨田中学校へ職業体験講座として、出張実験会に行ってきました。
(一社)大阪府専修学校各種学校連合会からの要請によるもので、専門学校の教育を生で知っていただく機会として本校も参加しています。
この団体は、大阪の専門学校など約200校で組織されており、もちろん本校も加盟しています。
今回も分析化学を体験していただくために、2つの体験実験を用意しましたが、まずは、「分析化学」とはどういうものなのか?という話をさせていただきました。
こちらの質問にも手を挙げてしっかりと答えてくれ、とても熱心に聞いていました。
いよいよ実験です。
1つ目の実験は、「ビタミンCでマジック!」です。
分析化学は、身近になるものの成分や量など、「目に見えないものを確認すること」です。
そのために我々の目で見えるように、色が変化する原理を利用することが多くあります。
この実験では、目の前の容器に入っている溶液の色が、一瞬で変化する体験をしていただきました。
容器の液体に、ある白い粉を入れて振ってみると、色が変わります。
その模様をどうぞ。
生徒さんたちは、「おー!!」「うわぁ~!!」などなど、歓声を上げとても盛り上がっていました。
その原理を説明して、お茶やお菓子に、ビタミンCが含まれているのかを調べていきます。
どれにビタミンCが含まれているのか、予想と違う結果が出てとても驚いていました。
続いて2つ目の実験は、「納豆で秘密の手紙を書こう!」です。
多くの方が経験したことのある「ヨウ素デンプン反応」を利用して、溶かしたでんぷんに浸した紙に、納豆を水に溶かしたものをインクとして、絵や文字を書きます。
描いている時は見えませんが、そこに、ヨウ素の液体を吹きかけると、文字や絵が浮き上がります!!
なかなか楽しい作品が完成しました。
「持って帰っていいですか?」と持って帰る生徒さんも多くいました♪
実験後に生徒さんにご協力いただいたアンケートでは、「化学が楽しいと感じました」、「化学は苦手だったけど、今日の実験は楽しかった」、「知らなかったことが分かった!」、「いつもの授業と違って楽しかった」など嬉しいコメントをいただきました。
さらに、「将来分析化学者になりたい!!」という生徒さんが数名いました(感涙)
今後もこの経験を活かして、様々なことに興味を持ってほしいと思います。
本校では今日のように中学・高校の先生からご依頼を受け、ご要望に合わせた実験や授業を実施しています。
詳しい内容やこれまでの実績などは以下をご覧ください。
大阪市立茨田中学校2年生の皆さん、本日はありがとうございました!
By ましおか