2023.02.17
昨日からスタートした1年生の国内研修旅行。
今回は岡山県と兵庫県方面に2泊3日のバス旅行で今日は二日目の様子をお届けします。
こちらは瀬戸内海と瀬戸大橋をバックに撮った集合写真です。
この研修旅行は、宿泊するホテル、移動する際のバス、研修先などと協議を行い、各社・各施設が定める基準に沿いながら、最大限のコロナウイルス感染予防対策をして実施しています。
具体的には、バス内の常時換気、各所で手指のアルコール消毒、朝夕の検温、食事の際の黙食、個別の健康管理表での体調管理など、できる限りの感染予防対策を徹底しています。
【1日目のブログはこちら↓】
国内研修旅行 第一日目 ~備前焼体験と倉敷散策~
2日目の最初は、就職活動の準備として設定した講演からスタートです。
わざわざ東京から岡山県の宿泊先まで早朝にお越しいただいたのは、卒業生の就職先でもある、一般財団法人材料科学技術振興財団様です。
同財団は材料に関する基礎的研究を行うとともに、材料の解析・評価を実施することにより、材料科学技術の振興を図り、日本の経済社会の発展と国民生活の向上に寄与することを目的として組織され、内閣総理大臣により設立認可された財団です。
この日のために、前日から岡山に宿泊された4名の方が来てくださいました。その中には、分析部門で働いている本校卒業生が2人も!
写真中央左側が健康化学分析学科39期卒のYさんで昨年度の卒業生です。
写真中央右側が生命バイオ分析学科(現在は学科名変更で生命化学分析学科)37期卒のNさんです。
求人をいただいている団体様からの貴重な講演であることを学生たちも認識しているため、真剣な面持ちで説明を聞いてメモを取っていました。
講演内容は「分析化学」の魅力や、分析に関する事業内容、採用担当から見る面接でのポイントなど、まさに今の1年生に役立つ内容をご教示いただきました。
卒業生のYさんは入社1年目で高度な分析機器を使用してお仕事をされており、どのような業務を行っているかを詳しく説明してくださいました。
また、卒業生のNさんからは、自分が今行っている仕事の一日のスケジュールや使用している機器についての説明をはじめ、就職活動をどのような思いでどのように行ったかについても詳しく話してくださいました。
講演が終わったあとの質問の時間では、
「初めて扱う分析機器はどのくらいの期間で覚えましたか?」、「入社前と後でギャップはありましたか?」、「電子顕微鏡をお使いとのことでしたが、お使いのものは国内にどのくらいの数があるものなのでしょうか?」、「医薬品の分析はどのようなものをされていますか?」などとたくさん出てきました。
面接試験に不安がある学生たちには、「自分を作って大きく言う必要はない、誠実な態度を面接で見せればよい、自分の好きなことや実験で熱中したことを熱く話して」などと、面接を受ける際の具体的なアドバイスを聞くこともでき、就職活動を控えた1年生にとっては身になる話ばかりでした。
一般財団法人材料科学技術振興財団の皆様、本校学生のために遠方より足を運んでいただきありがとうございました!!
バスに乗り込み、本日最初に訪れたのは、鷲羽山レストハウスです。
昼休憩を兼ねて少しゆっくりと過ごしました。
目の前には、瀬戸内海と瀬戸大橋!それらを背景にパシャリ♪
ブログの最初に掲載した集合写真もこちらで撮影しました。素晴らしい景色でした。
次に訪れたのは吹屋ふるさと村「ベンガラの里」です。
日本で初めて酸化第二鉄を主成分とした顔料の「ベンガラ」生産や、その原料である「ローハ」で巨大な富を築いた豪商たちが作り上げた町です。赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された赤い町並みを見ることができます。
ベンガラ染めの暖簾は、10年以上も外に出してあるのにほとんど退色していません!
ベンガラで染めると色が落ちにくいそうです。
学生たちはベンガラの街並みをたっぷり堪能しました!
ホテルに到着し、夕食後は昨日と同様、みっちり1時間、就職指導を行いました。
他の学生がどんな指導をしてもらっているのかを一緒に聞いたり、指導された内容を友人たちと共有したりする姿が見られました。
それぞれが昨日一日の活動、今日の講演を通して自分を見つめ直した結果でしょう。
昨日は白紙だったり、少ししか書けていなかった履歴書も、びっしりと文字で埋まっていました。
自分で悩んで努力したものがこうして「履歴書」という形で目に見えてしっかりと残るのは嬉しいものですね。
こうしてこの2日間を有意義に過ごしてくれていることに、本当に嬉しく思います。
国内研修旅行は明日が最終日。思い残しの無いように最後まで全力で頑張りましょう!
明日の国内研修旅行最終日の様子も本ブログでご紹介します。
By トレハ