2023.05.15
本日の化学分析学科1年生の実験は「薄層クロマトグラフィー」でした。
クロマトグラフィーとは、いろいろな物質が混ざっているものから、それぞれの物質を分離させる方法です。
例えば、植物に含まれる成分にはいろいろなものが混ざっています。
これらの成分をそれぞれ分けることができれば、それぞれの性質を調べやすくなります。そのためにも
物質を分ける技術は、分析技術においては基本の操作になります。
実験では6種類の色素を測定し、それぞれどのように分離をするのかを調べました。
測定前の準備が正しく行わなければ、測定結果が得られません。
分析技術において測定準備はとても大事であり、これらも基礎的な技術として1年次は身につけていきます。
化学分析学科は定員数が20名なので、実験中に疑問や不安なことがある場合はすぐに質問できるのが
特徴です。それでは化学分析学科についてご紹介します!
土曜・日曜開講の「化学分析学科」に入学される学生は平日、仕事をされている方、
大学に通っている方やしばらく学業から離れた主婦の方などが対象です。
このため、年齢層も幅広く目的意識も異なるため、環境・金属材料・医薬品・化粧品・
食品・バイオなどの幅広い分野の知識と技術を総合的に学べるカリキュラムとなっています。
また、平日学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括販売責任者、環境管理士(2級))
を卒業と同時に取得することが可能です。
また、別の実験では川の中にどのくらい微生物(細菌)が存在しているのかを調べるために微生物を
培養する実験を行いました。川の水は学校前を流れる川(大川)の水を試料にするため、みんなで採水に行きました。
初めて化学を学ばれる方でも安心して実験ができるように1年次は
実験器具の取り扱い方など基礎から学びます。
卒業までにしっかりと修得できるように我々教員がサポートしていきます!
byあららん