2023.05.27
本日は年に1回開催する防火訓練を行いました。
さまざまな化学薬品を取扱う本校において、火災は隣り合わせにあるといえます。
そういった万が一の火災に備えて、本校の建物内にいる学生及び全教職員がどのように避難すれば良いのかを学びました。
大阪市北消防署の方立ち合いの元、11:30頃に実験室が出火したことを想定し、避難訓練を行いました。
今日、防火訓練が行われることは学生に伝えていましたが、できる限り実際の火災時と同様の気持ちで取り組めるよう、開始時間は伝えていませんでした。
さて、訓練開始です。
「火災が発生しました!」
まずは消火器の場所の確認を踏まえて、初期消火活動の訓練です。
すぐに消火器を見つけ出し、初期消火にあたってくれました。
そして、その他の学生は避難開始です。
火災発生時、自分の命を守るためにはどれだけ早く非難するかが最も重要なポイントとなります。
授業や実験を受けていた学生達は教員の指示の元、冷静に、素早く避難しました。
口元をタオルでおさえ、煙を吸わないようにして屋外まで避難しています。
2階からの避難経路も確認しました。
我々教員も有事に備えて本気で訓練に挑みました。
下の写真は、避難直後の学生の様子と、消防署の方にご講評いただいている様子です。
講評後は薬剤の代わりに水を入れた消火器を用いて、初期消火方法を消防の方に教えていただき、十数名の学生が実際に体験しました。
分析化学の技術を身に付けるためには、実際に、器具や薬品を用いて実験をする必要があります。
それらを扱うのは、我々自身です。
あってはならないことですが、万が一のためには、自分達の身を守るためにもこのような訓練が必要です。
普段の実験も、緊張感をもって取り組みましょう!
防火訓練終了後は、実験室や教室に移動して、実験中に起きる可能性がある事故に対して、その対応の仕方や緩和策について教員から説明しました。
こちらも学生たちは、真剣に話を聴いていました。
最後に、消防署の方から教えていただいた言葉を紹介します。
「訓練は火災現場のように、火災現場は訓練のように」
by ピーナッツ