2023.07.15
週2回ある実験のうち環境化学分析学科では、川の水、大気、土壌など自然環境を対象とした
環境分析実験を行います。
本校では環境の分析に関する知識だけではなく、実験を通して分析技術を学びます。
将来、環境の仕事に就きたいと考える学生が在籍する環境化学分析学科では、
既に環境の企業から内定をいただいた学生もおります。
これまでに行った実験では川の水に含まれる金属の測定を行いました。
今回の実験では、分析機器を使って土壌中に含まれる銅と鉄の金属の量を調べます。
測定をするためには、まずは試料となる土壌の前処理を行います。
前処理とは料理に例えると、食べ物を洗い、切り、グツグツと煮込むなどの
下ごしらえのような作業です。実験では、測定できるよう試料に塩酸や硝酸などの
試薬を加えて加熱を繰り返します。
実験はグループ単位で行います。このため実験を円滑に進めていくためには班員の協力が必要不可欠なので、
例えば、実験器具類を準備や洗浄する人、試薬をはかり取り試薬調製する人など役割を決めて行います。
実験は分析の知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力も養えます。
互いに声を掛け合いながら実験を進めると、これまで話をしなかった人とコミュニケーションがとれて
自然と協調性も身につきます。
本日は前期最後の実験でした。
実験では思うような結果が得られなかった、など苦労したことも往々にあったと思います。
この経験を後期から本格的に始まる卒業研究で発揮してくださいね!
そして学生のみなさんが安心して学べるように我々教員はしっかりとサポートしていきます!
byあららん