せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】金属を分離します!

2023.07.24

本日の化学分析学科1年生は、数種類の金属を含む試料にある試薬を加えて
試薬と反応すると沈殿を作る金属と沈殿を作らずに溶ける金属を分離する操作を行い、
分離した金属が本当に分離されているのかを確認する実験を行いました。
この実験は、国家資格である「化学分析技能士」実技試験の対策にもなる
大事な実験です。

本日3回目の定性分析実験では、Al(アルミニウム)やFe(鉄)など、
私たちの生活には欠かせない馴染みある金属を含む試料の分離操作を学びました。

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このように資格試験の対策に沿った実験が行われている化学分析学科についてご紹介します!

土曜と日曜開講の「化学分析学科」は技術職への就職や転職、
現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に
必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った学生が在学しています。

このため、多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析学科は1学年あたりの
定員を20名とする少人数制で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も
卒業と同時に全員が取得することができます。

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この実験では1人1セットずつ定性分析実験に必要な実験器具を取り揃えて、
自分のペースで技術を修得していくことができますし、分からないことがあればすぐに
教員に質問しやすいことも少人数制である化学分析学科の魅力と言えます。

化学分析の中には、目的とする成分がサンプル中にあるか否かを判別する定性分析と、
目的とする物質が試料中にどれくらい含まれているのかを調べる定量分析があります。
1年生の間に化学分析技能士の実技試験課題である定性分析も定量分析も全て実験を行いますので、
1年生が終わる頃には実技試験対策ができている状態になります。
資格試験対策はもちろん、今後、仕事でも分析技術を活かしていけるようにもなります。

1年生のみなさんが資格試験に全員合格できますように我々教員はしっかりサポートしていきます!

byあららん