2023.08.31
毎年夏休み期間中に、7日間かけて行われている3種類の国家資格の技能講習。
本校では、化学やバイオの仕事の現場で必要とされる「有機溶剤作業主任者」、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」、「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の3つの資格の取得を推奨しています。
これまでに「有機溶剤作業主任者」、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の技能講習が本校を会場として修了しました。そして、本日からは最後の「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」の技能講習が始まりました!
この酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者の技能講習は2日間の学科講習に加え、最終日に「救急蘇生」と「酸素及び硫化水素の濃度測定」の実技講習があります。実技講習があるため、この講習は外部の講習会場をお借りして行っています。
「作業主任者」とは、労働災害を防ぐ目的で該当作業を行う現場の安全と設備の管理監督を行うために、労働安全衛生法により配置が義務付けられているものです。学生のうちは、将来自分が責任者として働くことはまだまだイメージできないかもしれません。ですが、実際に卒業生の働く分析室を見学すると、そこに掲示されている各作業主任者に卒業生の名前が責任者として掲げられていたりします。このような資格は決して難しいものではなく、技能講習を受講した後、修了試験に合格すると取得できるので、講習をしっかり聞いておけば安心です。
実技講習が始まる前に、環境化学分析学科1年のKくんとKくんに抱負を聞きました。
また、講習を終えて学校に帰ってきた2年生の医療医薬分析学科のYさんとMさんにも感想を聞くと、「講習を通して化学薬品のの危険性や、事故について、しっかり学ぶことができました。」と集中して受講できた様子でした。
明日からの講習も、しっかり集中して、あと2日間頑張りましょう!
By ミニー