2023.08.28
本日は厚生労働省が所管する国家資格の1つであります「技能士(化学分析)1・2級」の
実技試験を本校で実施しました。
技能士とは、働く上で身に付ける、または必要とされる技能の修得レベルを評価する
国家検定制度です。技能士の種類は様々で130種類の試験があります。
その中の1つが本日実施した「技能士(化学分析)」です。
この国家資格は技術力を証明するものなので、検定試験には実技試験があり、
大阪府の実技試験会場は本校です。
1級の場合は7年以上、2級の場合は2年以上の実務経験が必要となりますが、
本校を卒業すると、在学していた2年間が実務経験と同等と見なされ、
企業などでの経験が無くとも、2級であれば、卒業後すぐに受験可能となります。
そのため、本校の卒業生も毎年受験しています。
本校に入学してくる学生の多くが高校時代にはほとんど実験を行った経験がありませんが、
本校での2年間で基礎から応用、実践へと技術力を高めていきます。
そのような学生たちの成長と技術力の証として、化学分析の技術力を国が認めてくれる
唯一の国家資格である「化学分析技能士」の3級に2年生全員が受検し、
全員合格を目指しています(本年6月に行われた3級の実技試験の様子はコチラから)。
また、本校に入学してくる学生の中には、工業系の高校で多くの実験を経験している学生もいます。
そのような学生はさらに技術力を磨き、2級に挑戦する学生もいます。
本校では環境化学分析学科2年のFくんとYさんが2級に挑戦しました!
FくんとYさんは普段の実験授業でも率先して実験している様子が見られました。
班員の中でもリーダー的な存在で頼りになるFくん(写真左)
班員と協力し合いながら実験をすすめるYさん(写真右)
本校では実技試験課題である定性分析と定量分析について、
3級の出題課題はもちろんのこと、2級や1級の出題課題についても、
1年生の1年間をかけて、じっくりと修得することができるカリキュラムとなっています。
そのため、二人は1年生での実験を復習して、今日の本番に臨みました。
受検を終えてホッとした様子のFくん、Yさん、お疲れさまでした!
良い知らせが届きますように願っております!
byあららん