2023.09.04
本日の化学分析学科1年生の実験は中和滴定を行いました。
中和滴定とは濃度が分かっている酸または塩基で濃度が分からない酸または塩基の
濃度を調べます。例えば、お酢の中に含まれる酢酸の濃度を調べます。
この実験は2年生になると全員受検する国家資格「技能士」試験の課題でもあるため
試験対策にもなります。
基礎から応用、そして実務実践力へとつなげていく学習が本校の特徴です。
本日の実験はグループ実験ではなく一人ひとりで実験を行うので、
実験で使う試薬も自分たちで調製します。
標準試薬は精密天秤ではかり取る、アルカリ性溶液はポリエチレン容器に保存する、
などひとつひとつ考えながら調製していきます。
この実験の目標はビュレットと呼ばれる実験器具の操作方法をしっかりとマスターすること、
化学反応が完了したことを目視で見極める力を養うことです。
本日の実験でこの滴定操作を10回以上行いましたので、
入学当初に比べると、実験器具類の扱い方が明らかに上達していました!
この化学分析学科は定員数20名の少人数制なので、分からないところがあれば直ぐに
質問ができるメリットがあります。また、まわりの学生よりも実験の進み具合が少し遅れている学生や、
操作方法で困っている学生に対しては、教員から声を掛けて実験をすすめたり一緒に考えていきます。
それでは化学分析学科についてご紹介します!
土曜・日曜開講の「化学分析学科」に入学される学生は平日、仕事をされている方、
大学に通っている方など平日に学校へ通えない方が対象です。
このため、年齢層も幅広く目的意識も異なるため、環境・金属材料・医薬品・化粧品・
食品・バイオなどの幅広い分野の知識と技術を総合的に学べるカリキュラムとなっています。
また、平日学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括販売責任者、環境管理士(2級))を
卒業と同時に取得することが可能です。
この化学分析学科は平日に学ぶカリキュラムを総合的に学ぶことができます。
このため後期の実験からは食品や環境、医療など様々な分野の実験にも取組むので、
前期でしっかりと基礎力を身につけて応用力につなげていきます。
本校に入学してくる学生の多くは化学初心者ですが、我々教員がしっかりとサポートしていきますので
安心して学び分析技術を身につけることができます!
本校についてもっと詳しく知りたい方は9月9日(土)に学校説明会がありますのでぜひお越しください!
byあららん