せんせのブログ
【土・日開講「化学分析学科」】分析機器を使った実験に挑戦!
2023.10.30
土日開講「化学分析学科」の1年生の後期からの実験授業に「機器分析実験」があります。
何がどのくらい含まれているのかを調べることができる機器の原理については既に授業で学習しています。
機器を使う実験では操作手順に従ってボタンを押せば結果が出てきますが、
まずは試料の中に目的物質がどれだけ含まれているのかを知るためには、
濃度が分かっている標準試料を自分たちで調製しなければなりませんので、
試薬調製に必要な実験器具類を自分たちで考えて集めて、使用前に器具類を洗浄し、
標準試薬を電子てんびんで正確にはかり取り調製します。
実験器具類の洗浄不足や正しく試薬調製ができなかった場合、機器を使って測定しても
正確な値が検出されませんので、機器で測定する前には、実験器具類の洗浄や
標準試薬のはかり取りなどの技量が必要不可欠となります。
このため本校では分析技術を身につけるためにあらゆる実験が豊富にあります。
この「化学分析学科」では、医療、材料、食品など幅広い分野を総合的に学ぶことが
できますのでさまざまな実験を経験できます。それでは化学分析学科についてご紹介します!
土曜・日曜開講の「化学分析学科」に入学される学生は平日、仕事をされている方や
大学に通っている方やしばらく学業から離れた主婦の方などが対象です。
このため、年齢層も幅広く目的意識も異なるため、環境・金属材料・医薬品・化粧品・
食品・バイオなどの幅広い分野の知識と技術を総合的に学べるカリキュラムとなっています。
また、平日学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括販売責任者、環境管理士(2級))
を卒業と同時に取得することが可能です。
入学してくる学生のほとんどが初めて化学を学ばれますので安心して学べるように、
1年次は基礎から学んでいきます。また、少人数制なので学生一人一人に指導が
できることも特徴です。
この日に使用した分析機器は原子吸光光度計です。
この機器は試料の中に測定したい金属がどのくらい含まれているのかを調べることができます。
そのためには前述した濃度が分かっている試薬調製をします。
さまざまな実験器具類を上手に取り扱うことも分析を行うために必要なことです。
担当の先生から分析機器を使用する上での注意点や、操作方法のコツについて
説明を受けながら操作方法を習得しようと真剣に実験に取り組んでいました。
本校にはたくさんの分析機器を使った実験があります。
機器分析化学実験で使用するすべての分析機器を扱えるように我々教員がしっかりと
サポートします。
このようにたくさんの分析機器がそろっている本校について詳しく知りたい方は
学校説明会(オープンキャンパス)にぜひお越しください!お待ちしております(^^)
byあららん