2023.11.17
本日は道頓堀川水質調査のBOD測定を行いました。
本校の学生は、20年にもわたって『道頓堀川の水質調査』を実施しています。
水質調査では、日本工業規格(JIS)の規定に基づき、数項目の化学分析や細菌学的検査を行います。
これまでの結果については『道頓堀川の水質調査』をご覧ください。
今年度3回目のサンプリングを先日実施し、今日はそのサンプルを用いた分析の様子を紹介します。
BOD(生物学的酸素要求量)とは、水の汚れの指標の一つです。
微生物のエサとなる有機物が多い水では、微生物が活発に増殖・呼吸することで、
水中の酸素量(溶存酸素)が消費されて減少していきます。
微生物のエサになるものが少ない綺麗な水では、増殖・呼吸があまり活発ではないため、
溶存酸素量の変化は小さくなります。
そこで、溶存酸素量の減少分を調べることで、汚れの度合いがわかるというものがBODです。
本日は、微生物を増殖させた後の水の溶存酸素量調査を行います。
この水質調査は環境委員会が主体で行われています。
今回の測定で2年生の参加は最後になることもあり、1年生への指導にも熱が入ります。
こちらが微生物を増殖させた後の試料です。
分析中の様子はこちら↓をどうぞ。
最後に、今回参加してくれた1年生に今後の活動についての抱負を聞いてみました。
こちら↓どうぞ。
1年生は、しっかりと先輩から分析技術を受け継ぎました。
次は、また新しく加わる学生に分析技術を引き継いでいってくださいね♪
By トレハ