2023.11.12
本校には土曜日、日曜日だけで開講している『化学分析学科』という学科があります。
この学科は高校卒業すぐに入学することも出来ますが、平日開講の学科に通学できない社会人やダブルスクールの大学生、フリーターや主婦などにも門戸を広げ、リカレント教育や資格取得の勉強をするための学科です。
入学してくる学生達の目標は様々で、本校で分析化学の知識と技術を学んで就職や転職を目指している者や、化学や化粧品に関する資格取得を目的としている学生が多い印象です。
平日開講学科と同様に2年間で卒業でき、卒業と同時に無試験で国家試験を含む4つの資格(毒劇物取扱者責任者・化粧品総括製造販売責任者・化粧品製造業責任技術者・環境管理士(2級))を取得できます。そのため近年は資格取得を目的とした方の入学が増えているよう思います。
毎週土日の2日のみの通学で、平日開講学科と同様に2年間で卒業するため、1日の授業時間数は多くなりますが、それでも他校にはない特徴の学科と言うことで、例年全国各地から学生が入学しています。京阪神地区の学生が多いですが、静岡県や徳島県から週末だけ登校し土曜日の夜は大阪で一泊して日曜日の授業が終われば地元に帰るという生活をしている学生もいます。
今日は卒業研究の中間発表会を実施しました。6月末から予備実験などを含めて行ってきた実験をまとめて、現在までの結果をPowerPointのスライドにまとめて発表します。
化学分析学科では、水質浄化に関する研究と植物の藍に関する研究を実施しています。
こちらは練習している際の写真です。本校の教室は天井にプロジェクタが設置してあり、黒板下の端子にケーブルを繋げば簡単にPCの画面を黒板に投影できます。写真では黒板灯が点いているので表示が見にくいですが、電気を消せばくっきり見える黒板を使用しています。
学生達は本番さながらに中間発表を行い、質疑応答も行いました。
発表の後には、出てきた問題点などを話し合い、次からの実験にどう反映するかを話し合いました。私の担当するグループは、翌日から電気炉でサンプルを強熱するというプロセスを組み込んで実験を行うことにしました。
あと年内実験できるのも10回を割りました。
2月の発表に向けてしっかりと研究を進めていきましょう。
by ドラいちろう