2024.01.15
本日の化学分析学科1年生は前回に引き続き機器分析実験を行いました。
今回はフーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)という機器を使って目的のものが
「何」であるのかを調べます。主にプラスチック材料の成分を特定することができます。
この機器は試料を測定する場所に置いてスイッチを押すだけなので非常に測定が簡単です。
ストロー、ビニール袋、発泡スチロールなど私たちの身の周りにあるものを
測定した結果をみんなで見比べて、それぞれの違いを比較しています。
前回の実験では、川の水に含まれる酸素濃度を調べた環境分野の分析でしたが、
今回は材料を使った資源分野の分析を行いました。このように化学分析の特色は環境、
材料、食品など幅広い分野を総合的に学ぶことができます。
それでは「化学分析学科」についてご紹介します!
土曜と日曜開講の「化学分析学科」は技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップや
スキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な
入学目的を持った学生が在学しています。
このため、多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析学科は1学年あたりの
定員を20名とする少人数制で開講しています。また、土曜と日曜の通学で、平日の学科と
同様に2年間で卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得することができます。
手でつかむことができないような小さなものは、先端が針のように細い
極細ピンセットを使用して測定をします。
本校には「機器分析法」という授業があり、機器で分析ができる仕組みを
学ぶ授業があります。授業と並行して実験を行うことでより理解力が深まり、
実務実践力が身につきます。
このブログを読んで興味を持たれた方はぜひ学校説明会(オープンキャンパス)に
参加してみませんか?楽しい実験も体験できますので、ぜひお越しください!
詳細につきましてはコチラをご覧ください。
入学してからもうすぐ1年が経過します。入学当初は恐る恐る実験器具類に触れて
実験をしてきましたが、今では積極的に実験に取りかかる学生の様子が見られ、
着実に分析技術を修得しています。
これからも失敗を恐れずに実験していきましょう!我々教員がサポートしていきます。
byあららん