2024.02.01
本日は、八尾市立曙川南中学校へ出張実験会に行ってきました。
今回の実験会は中学校から大阪の専門学校など約200校で組織される大阪府専修学校各種学校連合会へ要望があり、
そこから本校に要請をいただき実施しました。
中学校としては、生徒さんにいろいろな職業体験をさせたいという想いを持っておられます。
本校は「分析化学」という分野の職業を知ってもらう体験講座を実施しました。
参加者は30名の中学1年生です!
8班に分かれて講座を受けていただきます。
開始のチャイムが鳴る直前に生徒さんが、元気に理科室に来られました。
同時にいろいろな講座がある中で第一希望や第二希望で本校の講座を選んでくれました。感謝です!
生徒さんがこれから選んでいくであろう自身の『進路』の話をしました。
そこから理系の職業の話、分析化学へと話を進めました。
目立たないけれど皆の安心・便利を守っている分析化学についてお話ししました。
例えば、スマートフォン。
遠くにいる友達とも会話できる便利な機械ですが、だれが仕組みを考えたのでしょうか?
『スティーブン・ジョブス』と聞こえてきそうですが、彼が直接実現したわけではありません。
機械を設計、機能の確認、そしてスマートフォンを完成するためには分析化学が必要です。
スマートフォンを持っている生徒も多く、身近な話題だからこそ、イメージが湧いたようです。
一生懸命に話を聞いてくれました!
続けて、身近なところでも活躍している分析化学を体験してもらうために2つの実験を用意しました。
1つ目の実験は、「ビタミンCでマジック!」という実験です。
難しい原理は、ひとまず置いておいて、まずは反応を見てもらいます。
色の変化に参加者から歓声が上がりました ♪
ビタミンCの有無で色が変わる溶液を利用して、身近なものにビタミンCが含まれるかどうかを確認していきます。
班ごとに楽しく作業してもらいました。
色が変わるかどうかを確認するだけではなく、変化のスピードや色の違いを各班に発表してもらいました。
色の違いは機械でも判別できます。
でも、変化のスピードの違いや、それがなぜ起こったのかを考えることができるのは人間だけなんですね。
だからこそ分析化学者が必要なんです。
化学の奥深さを感じてもらったところで、次の実験に移ります。
2つ目の実験は、「納豆で秘密の手紙を書こう!」です。
納豆を水に溶かしたものをインクとして、白い綿棒を使って、絵や文字を書きます。
そこに、霧吹きである液体を吹きかけると、文字や絵が浮き上がる仕組みです。
小学生の時に習う「ヨウ素デンプン反応」を利用した実験です。
ヒミツの手紙を作ってもらい、それを班ごとに交換してから実験してもらいました。
メッセージが上手く伝わったときが一番盛り上がりました ♪
実験中の様子です。
実験を終えた生徒さんからは、「楽しかった!」、「化学に興味がわいた!」、など、嬉しいコメントをいただきました。
詳しい内容やこれまでの実績などはコチラ→ 中学・高校との連携
曙川南中学校の皆さん、本日はありがとうございました!
By たかポン