2024.03.09
本日、第41回の本校卒業式を挙行いたしました。
式典を行ったのは、国指定の重要文化財である大阪市中央公会堂です。
この公会堂は、かつてアインシュタインやヘレンケラーが講演を行った歴史ある建造物です。
式場は建物の最上階にある、ステンドグラスから柔らかな光が差し込む荘厳なホールです。
そのようなホールに、教職員と在校生が協力して、式場の設営を行いました。
多くの在校生が設営に参加してくれて、学生同士声を掛け合って、手際良く作業を進めてくれました。
そして厳かな雰囲気に包まれて式典が始まり、まずは卒業証書の授与が行われました。
学科ごとに、担任が学生の氏名を一人ひとり読み上げた後、
学科代表の学生がクラス全員の卒業証書を受け取りました。
私みなとも卒業生を送り出す担任の一人でしたので、写真に写る医療医薬分析学科のYさんをはじめ、
一人ひとりの名前を呼びながら、2年間の成長に目頭が熱くなりました。
授与が終わると、晴れて卒業証書を手にした卒業生に、理事長よりはなむけの言葉が贈られました。
続いて、これまでの学業、各種学校行事、そして課外活動などで優秀な成果を収めたり、
顕著な働きがあったりした卒業生に対して、各方面からいただいた賞状の授与がありました。
こちらは大阪府知事賞の授与です。
表彰された健康化学分析学科のOさんの表情に喜びと達成感がにじんでいますね。
この後、本校に求人をいただいている企業の方をはじめとするご来賓の方々からご祝辞を賜りました。
今回、企業様の代表として祝辞を述べてくださった下の写真の方は、実は本校の卒業生で、
今は大手企業で部長職を務めておられます。
本校卒業後、第一線で活躍しておられる先輩からの言葉は
卒業していく学生たちの心に大いに響いたことと思います。
式典も終わりへと近づき、健康化学分析学科1年のKさんから送辞が読まれました。
2年生と過ごした1年間の中で先輩に憧れたことなど2年生への感謝と、
次年度は自分が2年生として憧れてもらえる存在になりたいとの決意を述べていました。
送辞に続いて、今度は医療医薬分析学科2年のYくんから答辞が読まれました。
「化学を扱う仕事に就きたい」との決意で入学して過ごした2年間を支えてくれた方々への感謝と、
本校で学んだ「見えないものを見える化する」技術である分析化学を活かして
見えない課題に取り組んでいくとの決意を述べてくれました。
さらに、生命化学分析学科2年のHくんからの記念品贈呈へと進み、式典が終了しました。
こうして、教職員や在校生、保護者、そしてご来賓の方々に見守られながら、
106名の卒業生が卒業証書を胸に、それぞれの夢と希望に満ちた未来へと巣立っていきました。
式典の後は、会場を移して、謝恩会が開催されました。
2年間をともに過ごした仲間たちとのしばしの別れを前に、会場のあちらことらで会話が弾んでいました!
さらには、卒業生から理事長や担任を務めた教員に、感謝の気持ちを込めた花束が贈られました。
最後はみんなで集合写真を撮影して、お開きとなりました。
この2年間、皆さんは授業・実験、学校行事、定期試験や資格試験、
そして就職や大学編入学といった進路選択と多くのハードルを乗り越えてきました。
本日手にした卒業証書は、そんな努力が結実した証明書です。
本校で学んだ知識・技術・実務実践力を活かし、本校の課程を終えた自信を胸に、
それぞれの道で活躍していってほしいと教職員一同願っています。
by みなと