2024.04.13
本日から化学分析学科2年生の実験はより専門性の高い
分析技術を身につけるため応用分析化学実験Ⅱが始まりました!
化学分析学科では、医療、環境、材料、バイオなど幅広い分野を総合的に学べます。
このような幅広い分野を学べる「化学分析学科」についてご紹介します。
化学分析学科は、平日に通学ができない方を対象とした学科であり、
土曜と日曜に通学します。平日学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の
国家資格を卒業と同時に取得することができます。
この学科に入学してくる学生は、技術職への転職、キャリアアップのため、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大のために必要な資格を取得するため、
そして高校を卒業された方など年齢層も幅広く入学目的もさまざまです。
このため定員20名の少人数制で開講しています。
本日は、川の水の汚れ具合を調べるための環境分野の実験を行いました。
川の中に含まれる亜硝酸イオンと反応する試薬を加え、
発色させて「吸光光度計」という分析機器を使って調べます。
まずは学生のみなさんで桜が満開な学校の前を流れる大川の水を採水に行きました。
分析機器を使って調べる前に、実験で必要な試薬をはかり取り、
調製した原液から10倍、20倍にうすめます。試薬をうすめるために
必要な実験器具類を自分たちで選択することも分析技術の一つです。
2年生になったみなさんは、速やかに実験室から実験器具類を準備して洗浄します。
環境分野の実験はごく微量の成分を含むため、実験器具類が汚れていると正しい
結果が得られませんので、器具の洗浄はしっかりと行うことを心がけていました。
春休みを終えて1ヶ月ぶりの実験でしたが、学生のみなさんは
手際よく準備をしていました。
採水した川の水と試薬が反応すると、桜のような発色になりました!
Nくんは、吸光光度計を扱っていくうちに条件設定などができるよう
にもなりました!!早速、応用力が身につきましたね(^^)
実験を終えて学生に感想を聞くと、
「測定した結果から、川の汚れを調べるために調製した標準溶液が
正しい値が得られて嬉しい!」と喜びの声を聞くことができました。
春休みのブランクを感じさせることなく着実に分析のチカラが身についている
様子でした。
このように仕事をしながら分析技術を身につけていく本校にご興味を
持たれた方は是非、本校のオープンキャンパスに参加してみませんか?
詳細につきましてはコチラをご覧ください!楽しみながら学べる
体験実験もご用意しております!
応用分析化学実験Ⅱでは、環境分野のほかに材料やバイオ、
有機合成の実験も行います。これからも様々な実験を経験して、
日本で一つしかない分析化学の専門学校を誇れるプロフェッショナルを
目指していきましょう!我々教員が卒業までしっかりとサポートしていきます!
byあららん