2024.09.21
化学分析学科2年生は卒業研究に取り組んでいます。
化学分析学科は定員20名の少人数制なので2班に分かれて卒業研究を行っています。
2班のうちの1班は、「石けんかす」に着目した卒業研究を行います。
石けんかすは、石けんと水に含まれるカルシウムやマグネシウムの金属が結びついて作られます。
例えば、お風呂場にあるプラスチック製の桶や椅子などに付着している汚れで、
水に溶けにくい性質を持っております。
石けんかすは別名金属石けんとも呼ばれ、工業的に活用されています。
そこで、石けんの成分と結びついているカルシウムやマグネシウム以外の金属で
金属石けんを作り、金属の違いによって金属石けんの効果を検証する研究に挑みます。
この化学分析学科は平日学科で学ぶ食品、医療、材料など総合的に学ぶことができるため、
卒業研究では、自分が興味を持った分野に取り組むことができます。
それでは化学分析学科についてご紹介します!
本校には平日に通学できない方を対象とした土曜と日曜開講の「化学分析学科」があります。
技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、自ら経営する企業の
事業拡大に必要な国家資格の取得などの、様々な入学目的を持った学生が在学しています。
さらに、それぞれの学生が学びたい分野も様々であるため、環境・金属材料・医薬品・
化粧品・食品・バイオなどの幅広い分野の知識と技術を総合的に学べるカリキュラムと
なっています。このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため1学年あたりの定員を
20名として開講しています。また、週末の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができます。
もう一方の卒業研究班は「におい」に関わる研究に取り組んでおり、
過去の卒業研究の論文を参考に調べております!
いずれの班も平日は仕事の傍ら週末の土曜と日曜は授業に加えて
卒業研究に取り組んでいます。
仕事と学業の両立は大変ですが、中間発表まで協力し合いながら頑張りましょう!
byあららん