せんせのブログ

企業で活かす!卒業研究で身に付ける実践力!

2025.01.17

卒業研究はデータを出しただけでは終わりません。
発表して研究内容を伝える必要があります。
どのようにすれば伝わるのか、悪戦苦闘の毎日です。


今回は医療医薬分析学科2年のKさんの様子をお届けします。
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(写真左)友人と実験する楽しそうな笑顔が印象的です。

普段は寡黙なKさんですが、自分たちの結果を伝えるために、
卒業研究班のメンバーと知恵を出し合いながらより良い発表を目指します。
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(写真手前側)ノートに記録をしているKさん。
記録を残すことは、実験においては最も大事なことです。

もともと看護師を目指していたKさんは、血液を見るのが苦手な自分に気づき、新しい進路を模索する中で「化学」に出会いました。「化学の力で人々の健康を守りたい」という思いを胸に本校へ進学。化学技術が私たちの日常を支える重要な役割を担っていることを知り、「化学技術で便利な世の中を実現したい」と考えるようになったそうです。

Kさんが内定をいただいているのは、めっき技術で私たちの生活を彩る企業。技術管理やメッキ作業を通じて、人々の暮らしを支える役割を担います。実験の中で磨かれた観察力や思考力が、これからの社会で大いに生かされることでしょう。

Kさんが内定を勝ち取るまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。
面接練習では、自分の思いをどう伝えるべきか悩んだことでしょう。
しかし、少しずつ自分の言葉で想いを伝える力を身につけ、「自分の強み」を語れるようになりました。

自分自身を伝える経験は、例えば卒業研究をまとめるときにも役立ちます。
研究テーマに真摯に向き合い、友人や講師と議論を重ねながら成果をまとめていきます。
議論を進める中で自分たちのベストパフォーマンスを追求してください。

化学の世界で自分の夢を見つけ、成長を続けるKさん。
本校で身につけた「変化を恐れずに前に進む姿勢」は、きっとこれからも彼女を支えていくことでしょう。

いろんな人と協力・議論しながら、さらなる成長を遂げて本校を巣立ってください。
講師一同、応援しています!

by たかポン