2025.01.19
本日の化学分析学科の1年生は蛍光分光光度計という分析機器を使った
実験に挑戦しました。
蛍光分光光度計は蛍光を発する目的成分に光を当てて、発生した蛍光量
を測定することで目的成分がどのくらい含まれているのかを調べる分析装置です。
主にタンパク質などの有機材料の定量になどに使用されます。
まず、目的成分がどのくらい含まれているのかを調べるためには、
濃度が分かっている標準試料の調製が必要です。
このため試薬の調製から始めるので、必要な試薬を電子天秤ではかり取り、
水などに溶かして調製します。このような基本的な操作がしっかりとできていないと
いくら精度の良い分析機器を使っても、目的成分を正しく測定することができません。
基本操作はヒトの手、技量が必要不可欠なので本校では基本操作をしっかりと
身につけるための指導しております。
楽しそうに?!実験をしているAさんに話を伺うと「ようやく点と
点がつながったように実験の内容が理解できるようになりました!」
と明るく答えてくれました(^^)
社会字であるAさんが本校の化学分析学科を選択した理由は、
仕事を継続しながら学べることはもちろんですが、興味のある環境だけではなく
医療や食品など幅広い分野を総合的に学べるところに魅力を感じたことです。
このように化学分析学科に在籍する学生の多くは、仕事をしながら土曜と日曜の
週末に通学をして分析技術の知識や技術を修得しています。それでは化学分析学科についてご紹介します!
本校には土曜と日曜に開講している「化学分析学科」という学科があります。
この学科は高校を卒業された方は勿論、平日開講の学科に通学できない社会人や
ダブルスクールの大学生、フリーターや主婦のなどリカレント教育や資格取得の
勉強をするための学科です。
この学科に入学される方の目標は様々で、本校で分析化学の知識と技術を学んで
就職や転職を目指している方や化学の知識を深めたい方や化粧品に関する資格取得を
目的としています。この学科は平日開講学科と同様に2年間で卒業でき、
卒業と同時に無試験で国家試験を含む4つの資格(毒劇物取扱者責任者・化粧品総括製造販売
責任者・化粧品製造業責任技術者・環境管理士(2級))を取得できます。
また本校では、昨年の4月から通信制学科(先端化学分析学科)を開設しました。
通信制学科にご興味のある方はコチラをご覧ください。
化学分析学科1年生のみなさん、後期の授業も残りわずかとなりました。
しっかりと分析技術を身につけて理解を深めていきましょう。我々教員がサポートしていきます!
byあららん