せんせのブログ

第42回 卒業研究発表会を実施しました!!

2025.02.06

第42回 卒業研究発表会を実施しました!

会場は、本校から徒歩10分ぐらいの距離にある大阪府立男女共同参画・青少年センター(通称:ドーンセンター)の大ホールをお借りして大きなスクリーンの前で、15の班が順に発表を行いました。
保護者、就職先企業、共同研究の企業や団体、高校の先生なども来場いただきました。
Zoomでご視聴いただきました方々も含め、大勢の聴衆の前で堂々と卒業研究の成果・2年間の集大成を披露します!
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発表と質疑応答の様子です。発表会は大盛況でした。

卒業研究は後期から実験を開始しますが、前期にテーマを決めてグループで取り組んでいきます。
実験内容の検討や必要な試薬の調査など準備を進め、計画を練りました。
初めての経験が多く上手くできないこともあったけれど、担当講師と相談しながら進めてきました。計画したことが全て上手くいくとは限りません。試行錯誤(トライ・アンド・エラー)の繰り返しです。
仮説を立てて、実験で検証し、その結果を学生たちと指導担当の先生で議論しながら研究を進めます。

グループ内で意見が合わないこともあったでしょう。
でも、それを乗り越えてこそ本校が大切にしている『実務実践力』が養われます。
例えば、コミュニケーション能力は社会人として必要とされる能力です。グループで何かを進めるときは、絶対に必要です。


今日の日まで、決して楽な道のりではなかったでしょう。
それぞれ想いを込めて卒研発表会が始まりました。まず最初に本校校長の髙野より開会挨拶がありました。

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『緊張して当然ですが、精一杯頑張ってほしい』
開会に先立って、暖かいメッセージを添えていただきました。

実は、本番5日前に予行演習を実施していました。
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学生や講師からの客観的な意見を参考に各々が発表をブラッシュアップして今日の日に臨んでいます。
『君たちは5日でもびっくりするぐらい伸びる。変われる。ここが踏ん張りどころです。』
そんな講師の提言が、彼らのやる気を引き出したのではないかと思います。

会場には、不安からくる緊迫感ではなく、高揚感からくる程よい緊張感がありました。
そして、講師からの提言のとおりに全班見事に練習時よりも洗練された発表を披露してくれました。
私個人としても、今年度は全て発表が素晴らしかったと感じています。
会場の1年生、公聴いただいている皆様からたくさんの励ましやお褒めの言葉をいただきました。

会場の設営や運営は1年生に協力してもらいました。先輩の晴れ舞台を支えてくれました。
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発表会の舞台裏、次演者席に待機している学生達は意外にリラックスした様子。たくさん練習したのでしょう。
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発表終了後には、やりきったという笑顔の学生たちを見ることができました。晴れ晴れした笑顔が頼もしい!
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学生の皆さんはいろんな想いをもって本校に入学してきたと思います。
基礎の基礎から分析化学を学び始め、実験を通じて理解を深め、化学的な現象を自分の知識で理解出来るようになりました。
共に力を合わせて研究を進め、そしてそれを人にわかりやすく伝えるようになりました。
もう皆さんは一人前の分析化学者です。あとは卒業式を待つだけですね。

本校で学んだこと、学校生活で得たもの、卒業研究の経験は、きっと皆さんの心に残りつづけます。
そして、将来自分の支えとなるでしょう。
4月からの新生活も、これまでも本校で様々なハードルを越えてきた皆さんなら大丈夫。
この経験を活かして新しいステージでも活躍してください!

by たかポン