2025.02.14
昨日、大阪南港を出たフェリーは一路、大分県の別府国際観光港を目指し、
定刻通り入港して、国内研修旅行第2日目がスタートしました。
本日最初の見学先は、三浦梅園資料館です。
見学を終えた学生たちが理事長先生と記念の1枚を撮っていました。
三浦梅園は江戸時代、大分県国東半島で活躍した医師であり、
自然科学者、思想哲学者、政治経済学者でもあった偉人です。
日本の化学のルーツを調べておられた本校理事長が、この資料館のことを知り、
そして三浦梅園という方の偉業を知って、九州方面への国内研修旅行の時には
毎回寄せていただき、学生たちはその偉業の一端に触れています。
元館長の浜田先生がわざわざ駆けつけてくださり、
三浦梅園の考え方などを教えてくださいました。
特に「花のことを知りたければ、図鑑を見るより前に、まず花畑に行きなさい」
という本物を見ることの大切さを伝える教えは、
日々実験という本物に触れることで化学の本質を学んでいる学生たちにとって、
自分たちの学びのスタイルが偉人の勧める理にかなった方法なのだと分かり、
「学んでいることに自信が持てました」と話してくれた学生もいました。
その他にも三浦梅園が暮らした旧宅が史跡として保存されており、見学しました。
そして、旧宅前で記念写真も撮りました。
午前中に、もう一箇所、安国寺集落遺跡公園 弥生のムラを見学しました。
今から1800年前の弥生時代の集落跡が見つかったことから公園として整備され、
出土した土器などの展示とともに、その遺構を基に高床式住居が再現されています。
出土品の特徴や大陸からの伝来などの説明を聞きました。
その後で、公園内に再現された竪穴式住居と高床式住居を見学しました。
実際に竪穴式住居の中に入ってみました。意外に広くて、学生たちは驚いた様子でした。
高床式住居も見学しました。
午前中に二箇所の見学を終えた学生たちはお腹ペコペコということで、
宇佐神宮の参道にあるお店で、大分名物だんご汁ととり天をいただきました。
宇佐神宮の大鳥居の前で記念写真も撮りました。
そして、午後からはヤクルトの青汁を作っているヤクルトヘルスフーズに伺いました。
スライドでの説明の後、工場見学もさせていただきました。
品質管理職は毎年行われる厳しい味覚試験に合格した方が担われていると伺い、
学生たちはビックリしていました。
また、分析室には1年生後期の機器分析化学実験で扱った分析機器があり、
「この部屋が一番興味をそそられる」と学生たちが話していました。
今日の宿泊は由布院温泉(湯布院温泉)です。
宿の部屋から雄大な由布岳が見えました。
到着後、学生たちは温泉街をそぞろ歩き、お土産物を購入したり、
自家源泉の温泉に入ったり、思い思いに過ごし、お待ちかねの夕食となりました。
カニや寿司、ライブキッチンでの天ぷらやステーキ、
大分県産の食材にこだわったメニューもあるビュッフェ形式の夕食に、
学生たちのテンションは大いに上がっていました。
スイーツも充実していて、綿あめ作りで盛り上がっている学生たちも!
こうして充実した2日目の行程を終えました。
明日は国内研修旅行最終日、その様子は、このブログやXでお伝えしますので、
お楽しみに!!
by みなと