2025.02.26
今日は卒業生が分析をしている様子を取材するため、
学校を飛び出して企業へ伺いました。
取材にいった理由は、「分析化学」の関わる仕事がたくさんあることを
本校として発信しきれていない!と考えているからです。
もっといろいろな方に伝えたい!知ってもらいたい!と考え、
それならば、実際に技術者として活躍している卒業生を通して
知っていただけるようにしよう!ということで、計画を進行させています。
今回訪問したのは、東大阪市にある「株式会社タツタ環境分析センター」です。
水や大気、土壌などに含まれる様々な化学物質、例えば汚染物質などを
分析して数値化することで、適切な環境(状態)か、
対処しなくてはいけない状態かを評価できる資格を持った分析専門の企業です。
親会社はタツタ電線㈱、さらにはENEOSホールディングス㈱のグループ会社です。
3年前の卒業生であるUさん(環境化学分析学科卒)にお願いし、
普段の分析業務の様子を撮影させていただきました。
下の写真は、分析室で分析機器から得られたデータを確認している様子です。
Uさんは、高校卒業後ストレートに本校に入学してきたわけではありません。
高校卒業後、一度は分析分野と異なる大学へ進学しました。
しかしもっと人の健康に関わる仕事がしたいと考え、
本校に進路を変更して通うようになりました。
そして、学校生活を送るようになり「環境分析」というものを知り、
課外活動で道頓堀川の水質調査などを行っている環境委員会に入ると、
2年生の時には委員長を務めるまでになりました。
そして、そのまま環境分析のできる企業として、タツタ環境分析センターを受け、
今に至っています。
下の写真は、学生時代(正確には卒業してすぐ)の3月に、
後輩へ実験の引継ぎを行っているときに撮影したものです。(写真右側)
▼先輩から後輩へ(道頓堀川水質調査)(2022.03.14のブログ)
また、別室では日々の分析業務の流れや企業入って成長したと思えるところ、
本校での学びを今どのように感じているのか、
学生時代の思い出などいろいろな質問に答えてもらいました。
中央に座っておられるのは、Uさんの上司にあたる方です。
本校では、これまでにも卒業生の働く様子を動画で撮影してきました。
それらはコチラの『動画で体感 バーチャルワールド』の
「卒業生が語る 仕事と学校の魅力」からご覧いただけます。
本校の卒業生は、分析化学技術者となり様々な分野で活躍しています。
例えば、環境、医薬品、食品、化粧品、材料、医療などの分野があります。
在学2年間で分析化学の技術を身に付けると、出口となる就職先企業の分野は
本当に幅広く、分析化学という技術の汎用性、共通性のようなものを感じます。
今後も、いろいろな卒業生の働く様子を取材させていただき、
将来的に一つにまとめていこうと考えていますので、その進捗は
このブログでも発信していきます。
改めて今回取材をさせていただいたUさん、そして企業の皆様、
ありがとうございました!
By ぽてと