2025.03.12
本日、第42回の本校卒業式を挙行しました。
式典を行ったのは、国指定の重要文化財である大阪市中央公会堂です。
この公会堂は、かつてアインシュタインやヘレンケラーが講演を行った歴史ある建造物です。
式場は建物の最上階にある、天窓のステンドグラスが美しい荘厳なホールです。
厳かな雰囲気に包まれた会場に、本日晴れて卒業を迎える学生たちが揃いました。
まずは卒業を迎えた学生たちに卒業証書が授与されました。
学科ごとに、担任が一人ひとり学生の名前を読み上げた後、
学科代表の学生が証書を受け取りました。
卒業証書を授与された卒業生に、理事長先生からはなむけの言葉が贈られました。
「見て、聞いて、話して、動く、そして確認」という社会人としての心得を
伝えてくださいました。
続いて、校長先生からもお祝いの言葉が贈られました。
「授業・実験、学校行事、資格試験、課外活動と多くのことに挑んで、
卒業を迎えたことを自信として、それぞれの道で頑張ってほしい」と
エールを伝えておられました。
次に、これまでの学業、各種学校行事、そして課外活動などで優秀な成果を収めたり、
顕著な活動があったりした卒業生に対して、各方面からいただいた賞状の授与がありました。
健康化学分析学科のFさんに大阪府知事賞が授与されました。
式典前にも授与の流れを入念に確認していたFさんですが、やはり緊張したみたいです。
でも、そういった準備を怠らない姿勢が知事賞につながったのだと思います。
おめでとう!!
こちらは皆勤賞の授与です。
健康化学分析学科のFくんが代表で受け取りました。
2年間、無遅刻、無早退、無欠席だった学生に贈られる皆勤賞!
これを達成した卒業生の皆さんは本当に素晴らしいと思います。
おめでとう!!
その後、ご臨席を賜りました来賓の方々からご祝辞をいただきました。
併せて、多数お寄せいただきました祝電も披露されました。
本校に求人をくださる企業様の代表の方の祝辞では、
「本校で培った確かな技術と、本校卒業生である誇りを持って、頑張ってほしい」と
社会へと巣立つ不安を抱える卒業生に、背中を押すような温かな言葉をいただきました。
また、本校の同窓会組織である分友会の会長からも祝辞をいただきました。
「できないから、やらない。ではなく、できないから、やってみる。が大切」と
4月から社会へと羽ばたく卒業生に激励の言葉をいただきました。
式典は終盤へと差し掛かり、
まずは生命化学分析学科1年のOさんが送辞を読みました。
1年生をリードする先輩に姿に憧れた学園祭、
先輩の言葉のおかげで先輩との距離がグッと近づいたスポーツ大会などの
2年生との思い出と、2年生と過ごせたことへの感謝が述べられました。
これを受けて、先端薬事分析学科のJくんから答辞が読み上げられました。
自分を変えたいとの思いから勇気を出して挑んだ学園祭実行委員長として思い出など
自分の2年間の軌跡を振り返りながら、本校で得た知識と技術、自信と誇りを胸に、
本校を巣立っていく決意を述べてくれました。
最後に、環境化学分析学科のUくんから記念品が贈呈され、卒業式は閉会となりました。
こうして、教職員や在校生、保護者、そしてご来賓の方々に見守られながら、
85名の卒業生が卒業証書を胸に、それぞれの夢と希望に満ちた未来へと巣立っていきました。
さて、厳かな卒業式の後は、会場を移して、賑やかな謝恩会が開かれました。
2年間をともに過ごした仲間たちとのしばしの別れを前に、
会場のあちらこちらで会話は弾んでいました。
この会は卒業生3名が司会進行を務めてくれました。
持ち前の明るさで、会場をより一層和やかな雰囲気にしてくれました。
会の途中では、卒業生から理事長や担任を務めた教員などに、
感謝の気持ちを込めた花束が贈られました。
会場内では先生方と記念写真を撮る卒業生の姿もありました。
こちらは理事長先生と記念の1枚です!
こちらは担任の教員に寄せ書きの贈呈があった模様!
最後はみんなで集合写真を撮って、お開きとなりました。
本校での学生生活は授業・実験、学校行事、定期試験や資格試験、
そして就職や大学編入学といった進路選択と多くのハードルがあり、
あっという間の2年間だったと思います。
そんな2年間を見事に乗り越え、手にした卒業証書は、努力が結実した証明書です。
本校で学んだ知識、技術、そして実務実践力を活かし、本校の課程を終えた自信を胸に、
それぞれの道で活躍していってほしいと教職員一同願っています。
by みなと